2020年オリンピックに向けて、通訳案内士という資格取得を売りにしようという学校が増えると思います。
通訳案内士とは、国土交通省主管の国家試験です。
[通訳案内士法により、報酬を得て外国人に付き添い外国語を用い旅行案内をすることは、資格を得た上で、都道府県に登録する事が義務付けられています。たとえアルバイトでも、無資格者が報酬を得て外国語で外国人の案内すると罰せられます。]
オリンピックに向けて通訳案内士の需要はとても大きくなると思いますが、資格関係で考えられるトラブルを書いてみようと思います。

通訳案内士は国家資格です。
通訳観光士とか似た名称の民間資格が出てくるんじゃないかと・・・
ちなみに、社会保険労務士に似た名称の「労務管理士」というのもあるようです。
労務管理士について、愛知県社労士会のHPが面白いのでリンクします→愛知県社労士会のHPにとびます
この民間資格そのものがいけないのではなく、国家資格だと可能な業務が民間資格だとできなかったりするから、よく確認してお勉強を始めてねってことです


私の著書にもありますが、
「資格を取っただけでバラ色人生」なんてありません

この本です。

登録料も必要ですし、この資格を取得しただけで年収1000万!なんてまずありませんから、目的を間違えないことです。
でも、資格取得そのもはいいことです

取っただけでバラ色だと思わないでねってことです。

私、大学受験予備校に勤務していたことから、大学案内の文言には敏感です。
資格が取れます!を売りにしている大学案内はよく見ますが、行けば無試験で取れるわけではなく、実際は「取得のための講座がありますよ」くらいのところも多いです。
資格だけで大学選びをしないでねってことです。
もし、通訳案内士の取得を考えている人がいたら、ブームが本格的に来る前に早めに勉強を始めたほうがいいと思いまーす(^-^)

須田社会保険労務士事務所ホームページ