2013年08月20日

非常に腹の立つ記事

「労基署に期待しても無駄かもしれない」
最後にこんな結びのひどい記事を目にした(`・ω・´)

「気をつけろ!ブラック企業を訴えても労基署は助けてくれない」で検索すると見つかると思います眼鏡

この記事で、ある女性社労士が「労基署に被害を訴えたとしても訴えた当人には受難が待ち受けています」と言っています(本当にこう言ったのか、興味をひくような文章にされたのかはわかりませんが)。

このあとに「専門家に同行してもらいましょう」とか言っていれば救われますが、ここで終わっていたら「無駄だからあきらめなさい」じゃないかもうやだ〜(悲しい顔)
ひどいよ。

ところでこの方の言う受難とは、例えばサービス残業の立証は自分でしなければならず、会社はなかなかそれを認めようとしないという点と、匿名での通報ではなかなか労基署も動きにくいという点だそう。

おっしゃることは間違いではありません。

立証は労基署がやってくれるのものではなく、自分でやるものです。
苦労して立証しても会社はほぼ100%認めませんからかなり凹みます。
そして、匿名での通報では動きにくいのも確かです。

しかしexclamation×2

この記事はこれで終わっているんですよ。
いや、「労基署に期待しても無駄かもしれない」という最低な一文が付け加えられていましたねヽ(`Д´)ノ

確かに、労働法に詳しくない人が自分で立証するのは難しいし、実名での通報は不安でしょう。

だからこそexclamation×2

私は立証のお手伝い(証拠探しなど)をしていますし、安心して実名での通報ができるように精神的にもフォローしていますし、なにより、労基署がスムーズに動けるように、相談者に同行して論点を整理し監督官に伝えているんですexclamation×2

なんですかexclamation&question労基署に期待しても無駄ってexclamation&question

私は今まで労基署に同行して解決した率は100%ですけどわーい(嬉しい顔)
ちゃーんと翌日に指導に入ってくれたりしてますよ手(チョキ)

労基署が動きやすいように、労働者の味方をする社労士が同行すればきちんと対応してくれることも知らないんですかね。
この記事を読んだ方、あきらめないでくださいね。
不安なら私が同行します手(グー)
↑と、宣伝させてよ(^_^;)

この記事、「労基署に行っても無駄だからやめとけ〜」と泣き寝入りさせようというものなのかな???
スポンサーの関係?
大人の事情?
posted by 須田美貴 at 05:00| Comment(5) | TrackBack(0) | 労働者側社労士
この記事へのコメント
大学の友人が、労働基準監督官をやっています。

サービス残業の相談とか多いとか。

でも、労基官の私自身ですら、サービス残業の毎日だからと言っていました。

 本当に、違反行為を改善するのは、人手も足りないし大変のようです。

 最近でしたら、秋田書店が、雑誌のアンケートの景品(優等懸賞広告)を発送していなくて、虚偽の当選者名を掲載していたとか。

 更に、虚偽の優等懸賞広告をおかしいと主張した社員を懲戒解雇したとか。
酷い話です。

 内部告発をすると、見せしめ的に、酷い仕打ちを企業側が行うことが多いですね。


 
Posted by DAKARA at 2013年08月22日 15:33
それと、須田先生が社労士の受験勉強をしていたときに、図書館や受験予備校で勉強されていましたか。
Posted by DAKARA at 2013年08月22日 15:42
DAKARAさんのご友人のおっしゃるように、監督署は人手不足だと思います。そんな激務の中でも、私が同行した際に担当していただいた監督官は本当に親身になってもらっていて感謝しています。
ひどい企業が多いので監督官の過労が心配です・・・

私は受験勉強は周りに人がいないとできないタイプなので、図書館、喫茶店、自習室、気分転換に公園(蚊に刺されまくりました)などでやりましたよ。
逆に、周りに人がいるとできないタイプの人もいるので、自分が一番集中できる環境を選ぶことですね。
Posted by 須田美貴 at 2013年08月23日 05:37
自身の経験上、労基署が当てにならない旨は妥当だと思います。
かつて私は、特養の被用者(試用期間中)だったときに、法人が違法な夜間当直を強制する実態について労働監督官に電話相談したところ、来署歓迎の旨の応答を得ました。
ので、申告書を作り、のこのこ訪署しました。
受付で、申告の旨告げると、応対した官からは、「相談コーナー」と書かれたブースに入るように指示されました。着席後、彼は居丈高に、相談として聞く旨を繰り返します。
そこで私は、「相談コーナー」を外れ、受付のある広い執務所に戻り、別の官(女性)に申告を受理せよの旨告げました。黙殺する彼女に、官姓名を求めると、真顔で「労働監督官です。」
そこに、面子をつぶされた最初の官も来て私を威嚇します。
すると、先任らしき者が取り成しに入り、私の申告書を検分のうえ、受理しました。
私は、調査に着手するなら担当官を貴官にお願いしたい旨告げ、承諾されました。
さて、臨場から1週間後、私は試用期間中にめでたく解雇されました。お決まりの退職勧奨の際、「課長」は、「労基署など何ともない。」「うちがつぶれたら労基署が責任取るのかと言ったら笑ってた。」とドヤ顔。その後、かつての同僚が言うには、当直の記録について虚偽の内容を記載する指示があり、実態については「何も変わってません。」と。
以上、卑近な経験でした。
Posted by どーも at 2013年09月04日 02:22
どーもさん、どーもです( ´∀`)
親切丁寧な監督官もいればそうではない人もいますね、確かに。それじゃあダメなんですが。
対応がひどい人にあたってしまったら代えてもらえばいいですよ。
Posted by 須田美貴 at 2013年09月06日 10:12
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