2017年06月06日

パワハラなぜ解決できないか

パワハラの相談は時期、年齢、性別を問わず多いのですが、最も解決しにくいトラブルなんです。

おそらく、弁護士さんに相談されて「証拠があればできますが・・・」と言われて訴訟は諦め、

ユニオンに駆け込んで「解雇されるまで会社にいたほうが闘いやすいよ」と言われたり、

労基署に行くと「労基署で調査はできないけど、あっせんという制度があるよ」と紹介され、

社労士にあっせんの代理を依頼して「会社は出てこないかゼロ回答(1円も支払わない)ですけどいいですか」と言われているでしょう。



実は全部おっしゃるとおりなんです。



1年前にも書きましたが⇒「いじめやパワハラで損害賠償・慰謝料を請求できるか

パワハラの解決は本当に難しいんです。

なぜならば・・・



パワハラをしちゃいけませんという法律がないからです!!


(;・∀・)マジデ!?


そうです。労基署がパワハラの調査や指導や是正勧告ができないのは、
労働基準法に「パワハラをしちゃいけません」という条文がないからです。

Yahoo!知恵袋を見ると、パワハラに関する質問に対する回答に、
「労基署に行って調査してもらいましょう」とか書かれているんですが、
間違ってますよー演劇


パワハラ裁判で労働者が勝ったケースが報道されることがありますが、すごくレアケースなのが実情です。

そして、私も相談に来られた方に言ってしまうのですが、


パワハラは加害者の個人的な資質によるもの

であることが多いので・・・

職場で怒鳴る、机を叩く、蹴る。
大人って普通こういうことしないでしょ。ましてや職場で。

それを平気でしてしまったり、長時間続けたり(普通はそんなエネルギーありません)できるのは、
やはりどこかご病気なのかと思われます。

一度「自己愛性パーソナリティ障害」で検索してみてください。
パワハラ上司の言動が当てはまると思います。


だから、

こちらが割り切って対応を変えるしかない

というお話をしてしまったりするのですが。


でも本当はなんとかしたい


特にこの映画を観てからは
ファイル 2017-06-06 13 54 33.jpeg
※「ちょっと今から仕事やめてくる」の公式サイトにリンクしています

軽いタイトルとは裏腹に、すごく重くて深いテーマだし、労働問題や社会問題がいろいろ含まれているから、特に社労士や社労士を目指している方、労働問題に関するお仕事をしている方には観て欲しいです。
是非「TRAILER」のバナーから予告編を観てくださいカチンコ

話は戻って・・・


何とかしたいです(´;ω;`)パワハラ

法律がない今は、

パワハラは個人の資質によるものだけれど、それを放置していたらそいつが原因で離職者や休職者が増えて仕事が回らなくなり、会社の業績にも影響しかねない

第一、働きにくいだろうが、そんな職場

え?パワハラしないと仕事できないの!?ダメな社長(上司)だね〜

パワハラしないほうが部下はついてくるよ

という話をして、パワハラを見過ごさない職場にしたい(´;ω;`)


次回は、パワハラをやめさせることができるか?について書きたいと思います。

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posted by 須田美貴 at 14:18| Comment(0) | TrackBack(0) | いじめ・パワハラ
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