次に解雇や雇い止めの理由として多いのが、就業規則の「精神又は身体の障害により業務に耐えられないとき」によるもの。これだって、話し合いを経ていないと、解雇の手順が雑ということで、金銭解決しています。
— 須田美貴☆労働相談須田黒田事務所 (@sudatora) June 28, 2021
病気が理由だから仕方ないと思わないでね
病気で欠勤や遅刻早退が増えたから、解雇されても仕方ない、受け入れるしかないと思わないでください。
体調から、このお仕事が続けられないと、ご自身が思うのなら退職もやむを得ないですが。
私、数年前まで厚生労働省の委員をしていました。
厚生労働省の「事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン」の作成委員です。
ガイドラインはこちらからダウンロードできます(クリック)。
国は、
病気の治療をしながら働き続けられる職場作りをしましょう
を掲げています。
病気だからって辞める必要はないんです

病気だけれどどうやったら働けるかな
を、会社は考えなきゃいけない。
例えば、運転業務をしている方が、運転ができない障害を負ってしまったら。
その場合でも、他の業務はないかなと提案したり本人と話し合いは必要。
他の業務がないなら辞めてもらうしかないのですが、それでも、話し合いは当然必要。
解雇や雇止め(契約社員が契約更新されないこと)には、
合理的な理由+きちんとした話し合い
が必要で、それをすっ飛ばしてしまうと、会社は訴えられて金銭解決ということになるんです。
合理的な理由、きちんとした話し合いのどちらかひとつが欠けてもダメ

話し合いは行われたけれど、会社側3人と労働者1人というバランスの悪い面談で、退職するようプレッシャーをかけるようなものは、もちろんダメです

もし、病気を理由に解雇や雇止めされた、されそうになっている方は、ご相談ください。
左 須田さんちのマロ 右 黒田さんちのこころ


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