2014年09月10日

「少年リンチ殺人」新潮文庫 日垣隆著

ちょっと重い本を読み終えた。
「少年リンチ殺人」新潮文庫 日垣隆著
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少し前に「女性死刑囚」や「性犯罪者の頭の中」という本を読んだこともあり、犯罪心理に興味がありまして。感想はこちら。

しかしこの本、知り合いにいただいたのが7月で読み終えるのに2ヶ月もかかってしまった・・・
というのは、読んだあとに立ちくらみがするくらい描写がリアルで、少しずつじゃないと読めなかったの。

文字にしてもそれくらいひどいリンチをね、平然でやってしまう心境とか、その子達の育った環境とか普段の態度ってどうなんだろうって思うでしょう。

それが、意外と普通。

そこも気持ち悪いところ。

著者が、「少年リンチはトランプのポーカーと似ている」って書いてあるのスペード

ポーカーってカードを集めてどれくらい強くなるかってゲームでしょ。
1枚1枚のカードが強いんじゃなくて、集まると強いのスペードハートクラブダイヤ

少年リンチも似ている。
ひとりひとりは目立って悪い子ではない。
でも、集まると強くなってしまうというか、感覚がおかしくなって凶暴になる。

なるほど〜と思ったけど、少年リンチに限ったことじゃないね。

大人でもある。

一人じゃ何もできないのに集まると途端に強い気持ちになってしまう。

この本は少年法について書かれている部分が多いんだけど、この「集まると強くなってしまう」ことをどう防止するかも書かれていたのね。

集まらせない

これに限ると。

私もそう思う。

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posted by 須田美貴 at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめ本